東京優駿(日本ダービー)
今年のダービーは3強とするには有力馬が多いですが、人気上位3頭と思われる皐月賞馬ヴィクトワールピサ、青葉賞勝ち馬ペルーサ、NHKマイルC馬ダノンシャンティの3頭を過去データから見てみます。
※データは全て過去10年からのものとなります。
ヴィクトワールピサ
皐月賞馬のダービーでの成績は以下のようになっています。
- 00年 エアシャカール 2人気1着→1人気2着
- 02年 ノーリーズン 15人気1着→2人気8着
- 03年 ネオユニヴァース 1人気1着→1人気1着
- 04年 ダイワメジャー 10人気1着→4人気6着
- 05年 ディープインパクト 1人気1着→1人気1着
- 06年 メイショウサムソン 6人気1着→1人気1着
- 07年 ヴィクトリー 7人気1着→2人気9着
- 09年 アンライバルド 3人気1着→1人気12着
- 10年 ヴィクトワールピサ 1人気1着→?
二冠馬が3頭出ている一方で着外に終わった馬も4頭います。
ヴィクトワールピサは皐月賞を1番人気で勝っていますが、同様に皐月賞を1番人気で勝っているのは03年ネオユニヴァースと05年ディープインパクトでともにダービーも勝っています。
二冠馬3頭に共通するのは皐月賞の前走で重賞を勝っている事で、これもヴィクトワールピサはクリアしています。09年アンライバルドもこれには当てはまりますが、不良馬場でのダービーでしたので、参考外でもいいでしょう。
またダービーは不出走でしたが01年アグネスタキオンも両方の条件に当てはまっていますが、この年のジャングルポケットに勝てたかどうかは分かりませんね。
ペルーサ
青葉賞勝ち馬がダービーを勝てていない事は有名ですが、以下のような成績になっています。
- 00年 カーネギーダイアン 1人気1着→4人気7着
- 01年 ルゼル 3人気1着→4人気14着
- 02年 シンボリクリスエス 1人気1着→3人気2着
- 03年 ゼンノロブロイ 1人気1着→3人気2着
- 04年 ハイアーゲーム 2人気1着→3人気3着
- 05年 ダンツキッチョウ 1人気1着→3人気13着
- 06年 アドマイヤメイン 1人気1着→4人気2着
- 07年 ヒラボクロイヤル 3人気1着→5人気16着
- 08年 アドマイヤコマンド 2人気1着→4人気7着
- 09年 アプレザンレーヴ 1人気1着→4人気5着
- 10年 ペルーサ 1人気1着→?
青葉賞で3番人気以内の馬が勝ち、ダービーでは3~5番人気に支持されるという形が10年続いていますね。
今年のペルーサは4戦4勝、若葉Sでは皐月賞2着のヒルノダムールにも勝っていて、過去の青葉賞馬の中では実積は一番。2番人気の可能性もあります。
青葉賞勝ち馬の苦戦は一線級が揃うレースへの出走経験がない事が主に挙げられ、そういう意味ではペルーサも若葉S勝ちこそありますが、皐月賞上位組がもう一つ成長してくる事を考えれば不安点ではありますね。
またもう1つ、この時期の3歳に2400Mの連戦は厳しいともよく言われていますね。
ただ青葉賞ではありませんが、前走G1以外からのダービー勝ちは00年アグネスフライトの例があります。
後にG1を複数勝つ事になるシンボリクリスエスやゼンノロブロイでも負けている事を考えれば、ダービー時点ではやはりG1を戦ってきた組が有利となり、ヴィクトワールピサには勝てないというデータとなります。
ダノンシャンティ
NHKマイルCの勝ちっぷりは見事でしたが、中2週で800Mの距離延長となります。過去のNHKマイルC勝ち馬のダービー成績は以下のようになっています。
- 01年 クロフネ 1人気1着→2人気5着
- 02年 テレグノシス 4人気1着→4人気11着
- 04年 キングカメハメハ 1人気1着→1人気1着
- 06年 ロジック 3人気1着→11人気5着
- 08年 ディープスカイ 1人気1着→1人気1着
- 09年 ジョーカプチーノ 10人気1着→7人気18着
- 10年 ダノンシャンティ 1人気1着→?
NHKマイルCを1番人気で勝っている3頭は全て毎日杯を勝っていて、ダノンシャンティもこれに当てはまります。
キングカメハメハ、ディープスカイはダービーも勝っていますし、クロフネのダービーの敗因が分かればいいんですが、距離とも馬場とも言えなくもないという程度で、体調も問題だった可能性もあり、今となっては分からないですね。
ダノンシャンティがどれにイメージが近いかと言えばディープスカイだと思いますが、08年は皐月賞が荒れていて、その皐月賞を勝ったキャプテントゥーレはダービー不出走。NHKマイルC組が1,3着となった年でした。
キングカメハメハが勝っている04年も皐月賞からの直行組は3着以内に入れずという結果で、皐月賞組が頼りなかったという点はありますね。
総評
ヴィクトワールピサは人気で王道を勝ち続けているだけあって過去の二冠馬に対して全くヒケをとらず、順当に二冠の可能性が高いというデータになります。
ダノンシャンティも皐月賞組のレベルに注意は必要ですが、二度負かしているリルダヴァルを物差しにすれば、十分勝負になりそうです。
ペルーサに関してはデータからは厳しいものとなりました。皐月賞2着馬を負かしている点などから、過去の青葉賞勝ち馬よりもダービー時点での完成度は一枚上と見て、データを破れるかに期待ですね。ただし皐月賞馬、NHKマイルC馬とも例年以上の実積を残してきています。
乱暴にまとめてしまえば、ネオユニヴァースとディープスカイが同じ年にいて、更に過去に例がない無敗馬もいる。とも言えるような好メンバーです。
今回挙げた3頭の中では、やはり皐月賞馬のヴィクトワールピサがデータ上は一歩リードとはなりますが、逆転の可能性は十分に残り、この3頭以外にも伏兵馬は多くいる、非常に難解なレースですね。
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