ついに大魚を釣り上げた!!
「第7回ヴィクトリアマイル」が13日、東京競馬場で行われ、4番人気のホエールキャプチャが、3番手追走から直線で抜け出して優勝。
6度目の挑戦で、念願のG1初制覇を果たした。
好騎乗の横山典は、10年オークス(サンテミリオン)以来、約2年ぶりのG1勝ちとなった。
2着は、半馬身差でドナウブルー。
昨年の覇者で1番人気に推されたアパパネは、5着に終わった。
より白さを増した馬体はそれだけキャリアを重ねたことの証。惜敗続きの戦歴に、ホエールキャプチャがついに終止符を打った。
鞍上の横山典も大喜び。
先頭でゴールに飛び込むと右手を大きく上げ、ムチもゴーグルも投げた。
そしてデットーリ・ジャンプ!!
10年オークス(サンテミリオン)以来のG1勝利に、44歳のベテランは「久しぶりのG1勝ちなので、うれしい。ジャンプ?いい年なので、そろそろできなくなるから」と会心の笑みを浮かべた。
一生懸命やっていれば、いつか報われる。それがこの日だったということだろう。田中清師は「ある程度やれる自信はあったが勝ててホッとしている。力があるのは分かっていたので、いつか(G1を)獲れると思っていた」と胸をなで下ろした。
2歳時からG1の主役を務めてきたが惜敗続き。桜花賞、秋華賞は1番人気に推されたが勝てなかった。それでもデビューから1度も掲示板を外したことがないように、常に全力を出し切るのが持ち味。前走からコンビ再結成となった横山典も「着順はどうあれ、いつも一生懸命走ってくれる。頭が下がる思い。頑張り屋さんです」と愛馬を称えた。
中8週と余裕を持ってこのレースに臨める中山牝馬S(5着)から始動。計算通り、叩いて一変していた。「中身が全然違ったし普段の動きも違った」(田中清師)と体調は万全だった。
併せて、これまで足りなかった名手のひらめきと鋭い読みと手綱さばきも見逃せない。
スタートを決めると「ペースが上がらないと思ったし自分で(位置を)取りにいった」と積極的に前へ。
道中はインの3番手で運び、直線はギリギリまで追い出しを待った。
「2歳時に1頭になるとフワフワするところがあったので、勝ちを焦らないように乗った」。
併せ馬の形だったドナウブルーが外へ外へと行くのを「どうしたのかなと思った」と振り返るほど、最後まで余裕があり、手応えも残っていた。
念願のG1馬となったホエールキャプチャ。田中清師は「体もマイラーっぽくなってきたので、そういうところかなと思うが、これからオーナーと話し合う」と語るにとどめ、次走は安田記念(6月3日、東京)か宝塚記念(6月24日、阪神)になる見通しだ。
いずれにしても牡馬相手の厳しい戦いとなるが、これまで走った唯一の牡馬混合戦(芙蓉S)では後の3冠馬オルフェーヴルを下している。
ついに壁を乗り越えた4歳牝馬は、いくら相手が強くなろうとも、持てる力を全て出し切るに違いない
Popularity: 1%